不思議な羅針盤

不思議な羅針盤

不思議な羅針盤

ブックデザイン : 鈴木成一デザイン室
仮フランス装 224ページ


雑誌『ミセス』に掲載されていたエッセイをまとめたもの。
小説とエッセイのテイストが同じひとだとは思っていたが、今回のエッセイは小説より少し柔らかめの文章に感じる。しかし書きたい事の基本線はあくまでも同じで、観察すること(追いかける事もある)や感じることを新鮮さとともに楽しんでいるように思える。

カバーデザインは一色でタイトルを大きくとり、マットに印刷した写真の帯紙をつけている。書店で目を惹くし、植物のあいだを抜けるような涼やかな空気を感じて心地よい。